東大生流の桜修館作文対策【塾なしで教え子合格】【中学受験】

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どうも、現役東大生のさっぱりです。

都立桜修館中等教育学校作文(適性検査1)って、他の公立中高一貫校の問題と比べても特徴的で、対策がしづらいですよね。

昨年家庭教師の教え子を塾なしで桜修館に逆転合格させた僕が、桜修館の作文対策教えます!

この記事で、桜修館の作文対策の「さっぱり……」が「はっきり!」になります!

桜修館の作文問題(適性検査1)の特徴

桜修館の作文対策って?

桜修館の作文問題は、他の公立中高一貫校の問題とどこが異なっているでしょうか。

最も大きな違いは、読まされる文章にあります。

他校では、ある程度まとまった量の文章を与えられます。その文書の細かい読解が問われることもあります。

どちらかというといわゆる国語の問題としてイメージされるものに近いです。

 

それに対して、桜修館適性検査1で与えられる資料はとにかく短いです!

平成30年度の適性検査1では、引用文だけを合わせるとなんと50字以下!(もちらん、古文だからというのもありますが)

そして、解答には反対に、かなりのまとまった量の文章を要求されます。

これは、大学受験の教科で言うと、国語の問題というよりも、慶應大学で出題されるような論文の問題に近いものがあります。

 

さらに、3年ほど前を境に、桜修館の出題スタイルにはある変化があります。

それまでは、写真や地図、詩など、多様な資料を与えられ、そこから自由に発想を広げるといったものでした。

やじろべえ
やじろべえの写真が資料として出題されたこともありました。

ところが、近年では2つの文章が与えられ、1問目ではその2つを指示に従って100字程度で比較し、2問目で400字程度で自分の考えを述べるようなものに変わりました。

これも、ただただ自由な発想を書くのではなく、小論文の体をなすような、論理的な文章を求める、という学校側のメッセージと言えるでしょう。

討論をしていると思って書こう

桜修館は、作文ではなくて、論理的な小論文のような解答を求めているんだ、と書きました。

それでは、「小論文」とは普通の作文とどう違うのでしょうか。

 

作文は小学校でも書く機会が多いと思います。

自分の体験をもとに、そこで自分がどう思ったのかを書くというのが典型的ですね。

 

小論文のイメージとはそれとは違います。

小論文は、紙の上でする討論会だとイメージしてください!

最近は小学校でも、授業で討論をする学校もあると思います。

討論で一番大切なことはなんでしょうか?

ちゃんとした理由がある意見を持つことでしょうか?

それも大切なんですが(本当に大切です)、その前に必要なものがあります。

それは、賛成か反対かがはっきりとする具体的な議題があることです!

 

小論文も、そして桜修館の作文問題もそれと同じです。

例えば、自分の意見として、「筆者の意見は大切だと思う」というのを書くのはどうでしょうか。

それについて、賛成とか反対とか言いづらいし、具体性にも欠けて、討論の議題にはならなそうですよね。

明確に賛否が分かれるテーマを設定することが論理的な文章の第一歩です!

体験について書くな!?

「自分の体験を書こう!」というのは、作文を書く上で、よく言われることだと思います。

実際に、進研ゼミの適性検査対策では、小学校での自分の体験を整理するという課題もありました。

体験についての自分の引き出しを作ろうというのも聞いたことがあると思います。

しかし、それは体験を軸に書くという小学校での作文の常識に引っ張られすぎているかもしれません。

そもそもなぜ体験を書く必要があるのでしょうか。

討論を意識することが必要であると書きましたが、実際に「小学生はスマホを持つべきか」という議題を例に考えてみましょう。

体験とは自分の意見を支えるエビデンス!?

討論をするうえで、意見とその理由を示すというのは基本です。

ここでは、「小学生はスマホを持つべきでない」「なぜなら、学力に悪影響があるから」というふうになります。

理由のところは「なぜなら~だから」となるのが大事ですね。

 

しかし、これだけでは討論に勝つのに十分な説得力があるとは言えません。

本当にスマホが、小学生の学力に悪影響があるのかどうかわからないからです。

ここで必要となるのがデータです。

自説を補強する、証拠エビデンスと言い換えてもいいかもしれません。

データとして代表的なのが数値ですね。

ここでは、「実際にスマホを持っている小学生はテストの平均点が○○点低い」というようなことを言わなくてはならないのです。

しかし、小学生がそのような数値だったり調査の結果だったりを知っているとは考えづらいですよね。

 

そこで出てくるのが体験です。

小学生に限っては、客観的なデータを示すのは難しいから、その代わりに自分の体験を書くことも許容される、というわけです。

それが、桜修館の作文問題で体験を書く唯一の理由です。ここを履き違えてはいけません。

あくまで主役は議題と、それに対する自分の主張とその根拠なんですね。

 

桜修館の適性検査1で最もやってはいけないことは、単なる自分の体験の感想文になってしまうことです。

体験の感想文になってしまっては、はっきりとした主張もできませんし、論理的な文章とは言えないですよね。

そのような感想文ばかりを読まされ続けうんざりして、もう少し論理的な文章の解答が多くなるように、というのが近年の傾向の変化の裏にある桜修館の先生の本音かもしれませんね。

 

自分の体験の引き出しみたいなものにこだわりすぎるのも問題です。

ちょうどよく議題に合った、自分の意見を支えてくれるような体験が引き出しにあるというのはかなり可能性としては低いですよね。

それにもかかわらず自分の体験から書くことにこだわりすぎてしまうから、先ほど述べた最悪のパターン、すなわち体験の感想文になってしまうのです。

 

ここでは必ずしも体験を書く必要はなく、具体例を書こうという意識でいるのがよいと思います。

体験が有効なのは、あくまで具体例の一つのパターンとして、ということです。

体験は本当の話でなくてもいい? 良いエピソードの作り方

自分の体験の引き出しにこだわりすぎるなと書きましたが、言ってしまえば、体験は本当の話である必要はないのです。

ここでは体験として作り話を挙げるとして、良いエピソードの作り方を紹介します。

 

体験談の作り方は簡単です。

理由の部分で書いたことが本当に自分の身に起こったと断言してしまう、これだけです。

本当にあったんだもん!

先ほどの「小学生はスマホを持つべきか」の例でお話ししましょう。

理由として「なぜなら学力に悪影響があるから」としましたが、体験を作るにはそれが自分の身に起こった、つまり、「実際にスマホのせいで自分の学力が下がった」と言ってしまえばいいのです。

あとは細かいところを少し具体的にしてあげましょう。

「スマホで動画を見過ぎて、勉強に手がつかなくなってしまった。母と約束して、普段はスマホを預かってもらうようにしたところ、勉強に集中できるようになった」とでもしておけば完璧です!

「解釈」も必要!

なるほど、討論会でするような議論をすれば良いのだな。体験が必要なのはあくまでそこで自分の主張を支えるためだからなのだな、とご理解いただけたと思います。

しかし、議論の形をとっていればなんでもいいわけではありません。

資料を与えられたうえで、それを読んで考えなさいという指示を受けているわけですから、資料と関連するような議論でないといけないわけです。

そこで必要なのが「解釈」です。

資料をどう読んだかを説明し、先ほど言ったような明確に賛否の分かれる議題を提起する作業です。

具体的に言うと、「自分は資料を読んで、そこには筆者の○○という考えがあると思った。(ここが解釈)それについて、自分は□□と考える。(ここが主張)」といった感じです。

「資料をこう読んだ、だからこれから書くテーマで議論する必要があるんだ」というのを示そうということです。

「い・り・た・ま・ご」ではなく「か・し・こ・ぐ・ま」

ここまで見てきた通り、桜修館の作文問題で、学校側が求めるような論理的な文章を書くためには、資料の解釈や、主張理由具体例といったものが必要と分かりました。

それらを忘れずに意識できるように簡単な語呂合わせを作りました。

 

い・り・た・ま・ご」というのを聞いたことがあると思います。

一般に論理的な作文を書く上で必要な、「意見」「理由」「体験」「まとめ」、そして「誤字脱字のチェック」の頭文字をとったものですね。

よくできた語呂合わせなのですが、最後の「誤字脱字」なんかは無理やり感が否めませんね。笑

そして、桜修館ではさらに「解釈」の部分が必要ですし、「体験」を意識しすぎると感想文に陥ってしまう危険があります。

そこで僕はあらたな語呂合わせを考案しました。

解釈」「主張」「根拠」「具体例」「まとめ」の頭文字をとって、「か・し・こ・ぐ・ま」です。

賢いクマさんと覚えてください。笑

賢いクマさん
賢いクマさん

主張」、「根拠」はそれぞれ意見、理由と同じ意味と思ってください。

体験は自分の体験ということにこだわらないように、「具体例」に変えました。

まとめ」はそのまま。

やはり必要です。最後に再主張をして締めましょう。

無理に展望を書いたり、中学生活の抱負のようなものに繋げる必要はないと思います。

 

単に「か・し・こ・ぐ・ま」というのを覚えておくだけでは不十分です。

作文問題を解く際には、実際に本文を書く作業に取り掛かる前に、「か・し・こ・ぐ・ま」のそれぞれに何を書くかを簡単にメモするようにしてください。

「か・し・こ・ぐ・ま」に従ってメモをすることで、かなりしっかりした構成メモとなります。

それに沿って書いていけば、自分のテーマから外れたりせず、首尾一貫した論理的な文章を書けると思います。

 

それでは、議題や自分の主張をどのように思いつけばよいのでしょうか。

ただ書けとだけ言っても、どうやって思いつくのかがなかったら片手落ちです。

次回の記事では、論理的な主張を思いつくテクニックと、実際に最新年度の問題を、その方法と今回紹介した考え方で解いてみたいと思います。

「桜修館の作文対策」のはっきりポイント

今日のはっきりポイント

  • 討論になるような議題を設定する
  • 自分の体験にこだわらない、作り話でもいい
  • 「か・し・こ・ぐ・ま」で構成メモを書く

皆さんの「さっぱり……」が「はっきり!」になりましたか?

良いはっきりライフを送れますように……!

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